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西村京太郎VSアキバカルチャー

十津川警部 アキバ戦争 (TOKUMA NOVELS)十津川警部 アキバ戦争 (TOKUMA NOVELS)
(2008/05/16)
西村 京太郎

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 根っからの鉄オタを語る私ではあるが、実は西村京太郎の作品、これまで1冊も読んだことがなかった。平積みにされている表紙を見て、「ああ今回のは特急○○の話か」と確認する程度。土曜ワイド劇場でも、エロ描写が少ないせいか、少しつまみ見する程度。
 だが、「十津川警部 アキバ戦争」。このタイトルはさすがに気になって購入。例によって3時間ほどで読破してみた。
 初めてこの作家の文章を読んでみたのだが、まあ、リズミカルに欠けるというか、読みにくいというか、これが長年ベストセラーと呼ばれる小説を書いてきたプロの文章なのかと疑うほど。よく、ファンの方々はこんな文章に付いてこられたなと、かえって感心してしまうほど。
 具体的に何が問題かというと、無駄な句読点がやたらに多い。たとえば「今、アキバでは、自動販売機で、缶詰のラーメンを買うのが、流行ってるんですよ」(19ページ下段)といった具合。これは意味自体は通るのでまあマシな方。
 「私はよく知らないけど、あすかちゃんが、話していることを、聞いたら、三人とも、普通のサラリーマンだけど、本当は、すごい技術を持ってるんだって」(116ページ上段)これなど、一見すると、このセリフの、趣旨が、よくわからない。前後を把握した上でも、全体を解釈するのに少し時間を要する。こんな文章が連続する(特に後半になるにつれその傾向が強くなる)ので、正直疲れる。
 とはいえ、西村先生、80近いお年を召している割には、秋葉原文化についてよく調べていらっしゃる。ちょうど上に示した後者のくだりの辺りの、刑事たちがメイド喫茶でオタクに変装して聞き込みをするシーン。わざとらしく美少女ものの抱き枕を抱えていたり(そんなオタクいねえだろ、ってそうでもなかったりするのだが)わざわざラーメン缶を食べたりする場面は、想像するだけで十分笑えた。
 さらに十津川警部が1体50万円のフィギュア(事件の鍵となるアイテムだが)を購入するため上司に経費を掛け合う場面もなかなかオチャメ。三橋達也か渡瀬恒彦に脳内変換して読むと楽しさは倍増である。

 ストーリーそのものはさほどひねったものではないが、オタクにとってはちょっとしたネタ本としてうってつけ。細かい描写に突っ込みを入れられる点もトンデモ風味なところも、オタク的満足度は高い1冊である。
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ADAKEN:オタク(R40)一応ライターです。
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