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日本人スポーツ記者の水準

 安藤美姫選手が記者会見の場で大泣きしたことが話題になっている。トリノ五輪フィギュア・スケート女子の競技を前にした心境を日本代表の3人に聞くという会見で、最後の質問だかで安藤選手に日本のテレビ局の記者が「亡くなったお父さんにどのような誓いを立てて滑るか」と訪ねたのが引き金になったようだ。
 いったいこの記者は何を安藤選手にさせたかったのだろうか。この記者は桂小金治か(古い!)。安藤選手の涙を引き出して競技前の絵にでもしたかったとすれば、実に古典的な手法だ。そして、スポーツ記者として破廉恥で卑劣極まりない行為だ。競技前で周囲が選手の気持ちに気を遣っているなかで、それを揺さぶるような質問をしてどうする。まして活躍を期待しているはずの自国の選手に向かって。この国のスポーツジャーナリズムの水準というやつをかいま見た気がする。

 興味深かったのは、この会見を受けての各マスコミの扱いだった。
「美姫、涙の誓い!亡き父に捧げる演技を…4回転トライ宣言」(サンケイスポーツ)
「美姫大泣きで会見打ち切り」(日刊スポーツ)

 前者のサンケイスポーツはこの記者に便乗した見出しだ。記事の内容を読むと、質問した記者を批判するような書き方になっているが、この見出しがそれを全否定してしまっている。新聞では記事を書く人と見出しを作る人が別の場合が往々にしてあるのだが、見出しを作る人の方が権限が強い。つまりいかに充実した内容が書かれていようがこの見出しがこの新聞のスタンスということになる。すなわち、サンケイスポーツは安藤選手の涙で新聞を売ろうとしたわけである。
 一方の日刊スポーツ。こちらは「会見でハプニングが起きた」という事実を比較的冷静に書いている。サンケイに比べると見出しも落ち着いている。だが、安藤選手の写真を大々的に載せているところに色気が覗く。
 このようなスポーツ紙に対して、一般紙やNHKは一様にスルー。民放テレビについては見ていないのでわからないが。
 一般紙やNHKの記者はスポーツ選手の会見では競技のことだけ書くという線引きができているため、何に触れるべきではないかという判断ができるのだが、民放テレビやスポーツ紙はそのあたりが曖昧、よく言えば自由、悪くいうと節操がない。
 今回の五輪でも、日本選手はもっとメダルが取れるはずという妄想を多くの国民に与えたのは、「成田童夢メダルへ」「原田メダルだ」などとはやし立てたのは民放とスポーツ紙、さらにNHKだ。今回の問題質問も、そうした土壌が生み出したボロだ。ただ、こうした報道姿勢は今後改まるかというと、まずそれはないだろう。6月のドイツワールドカップでも、2年後の北京五輪でも同じことが繰り返されよう。
 だが、読者、視聴者はすでに気付いている。こういう報道姿勢が嘘くさいことを。現に今回はまったく結果が伴っていない。スポーツ新聞も売れていない。旧態依然の卑しい姿勢を続ける限り、自滅の道をたどることになろう。

トリノ五輪

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ADAKEN

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