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オタクよ、神保町を忘れるな

 久しぶりに神田神保町に行った。

 秋葉原がすっかりメジャーな存在になってしまって久しいが、オタクを語る上では決して外すことのできないもう一つの聖地が、神保町の古本屋街であると私は確信する。お宝ものの漫画本や写真集を扱っているという点では、神保町は秋葉原よりはるかに先輩である。むしろそうした文化が、神保町から靖国通り伝いに秋葉原に伝播していったとの説もある。

 ただ、高層ビルが林立するなど日々洗練された街へと変化(悪化?)しつつある“世界のアキバ”とは対照的に、神保町は私が初めてここに足を踏み入れた20数年前比べると明らかに衰退の方向へ進んでいる。かつて足繁く通った店もいくつか消滅してしまったりしている。オタクをアキバに吸い取られてしまっているというのもあるが、昨今の出版界の厳しさをそのまま映し出しているようにも見える。

 そんな哀愁漂う神保町だが、さすがに大型連休というだけあって結構親子連れなども歩いており、そこそこ賑わっていた。ただ、祝日は閉まっている店も少なくないのが残念なところ。B級グルメの殿堂・キッチン南海と餃子のスヰートポーズもお休み。ということで、まずは古書センター2階の中野書店へ。

 中野書店はマンガ・児童書の専門店で、文字通りお宝の山。だたしこういう店でまともに買える本はない。懐かしの「冒険王」などを手にとって表紙を見てうなずき、5ケタの値札に感心して書棚に戻すだけである。ただ、ときおり、長年探し続けていた一冊を発見し、「定価500円」などと書かれたものの上に張られた末端価格で購入してしまう、非常に危険な空間だったりもする。幸いきょうはこれというものはなかった。

 その中野書店の奥に入っていくと、カレー専門店ボンディがある。今日はここで昼食をとることにした。このボンディのカレー、私が食べたカレーの中でもトップクラスのうまさである。おすすめは絶対チーズカレーだ。チーズがかかったご飯の上にさらにとろりとろけたチーズが載ったカレールーをかけて食べるという、非常にコクのあるカレーである。注文すると、前菜としてゆでたジャガイモが2つ、バターを添えて出される。あつあつのイモの皮をむいているうちに、カレーが運ばれてくるので、待たされるという感じは全くない。

 あっという間にカレーを平らげ、店をあとに。古書センターを出て東方へと歩き、今度は書泉グランデへ。マンガといえばその手前に高岡書店もあるが、立ち読み客を極端に嫌う同店の態度がたたってか、最近は人の出入りは少ないようだ。そこへ行くと書泉はブックマートも含め、立ち読みOKの本をあらかじめ用意しているなど、オープンで感じがいい。アイドル写真集のサイン&撮影会を日本で最初に始めたのもこの書泉だといわれている。やはりオタクに愛されるものは大成するのだろう。グランデ地下のSF・特撮関連の書籍類の品揃えも相変わらず。ジュンク堂など新興勢力など足元にも及ばぬ内容だ。

 そして神保町最大の書棚・三省堂書店。久しぶりに中にはいると、配置が換わっていた。入ったすぐの、以前はイベントスペースだったあたりは週刊誌などのコーナーが。そういえば、三省堂本店って、週刊誌を買いに行くような店ではなかった。それを敢えて前面に出したというのは、切実な内部事情によるものだろうか。また、正面入り口前では、前々噂にならなくなってしまったマイクロソフトのOrigamiことウルトラモバイルPCのプロモーションをやっていた。アキバのどこを探してもなかったOrigamiに、まさか神保町でお目にかかれるとは、販売元の魂胆が図りかねる。

 さらに書泉ブックマートをあとにして、靖国通りを秋葉原方向へ歩いていくと、オタクには非常に目障りなスキー専門店街の一角に、奇抜な店を発見した。店の名は「時代屋」。一見すると中身は本屋だが、並んでいる書物はすべて歴史観系のものばかり。さらに奥へ行くと時代物を題材としたテレビゲームや懐かしの駄菓子類、2階に上がると時代劇のDVDや、三船敏郎や栗塚旭といった時代劇俳優のフィギュア、Tシャツなど、「時代物」と名のつくありとあらゆるものが店狭しと並んでいる。喫茶コーナーもあって、コーヒー紅茶のほか最近話題のこどもびーるなどが飲める。場所は都営新宿線小川町駅の近くなので、神保町という範疇からはやや外れがちだが、この界隈で久々に新鮮なものに巡り会った気がする。

 

 世のオタクたちよ!すっかりぬるくなってしまったアキバに飽き飽きしたら、まだ濃さを忘れていない神保町に一度は足を向けて、オタク文化とは何であるかを見つめ直して欲しい。


時代屋女将の徒然日記

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ADAKEN

ADAKEN:オタク(R40)一応ライターです。
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